ニュースで、電車内で拳銃型ライターを乗客に向けて遊んでいた高校生(!)をビンタした警官が逮捕という話しを聞いて、大変驚きました。まず、高校生にもなって乗客に迷惑になるっていうことが分からず、なおかつ他人が見たらどう思うかなんてことも一切考えられないっていうのがありえません。社会のためにも、この高校生には幼稚園からやり直して欲しいです。もう一つは、「注意した側の警察官が逮捕」されたこと。世間は体罰禁止の方向に傾いているようですが、この場合は体罰にはあたらないんじゃないですかね(「調教師の鞭」って言ったほうが正しいような・・・)。こんなアニマル野郎にはビンタよりも拳骨が相応しいんじゃないでしょうか。
さて、では昨日の続きからです。
黒いカメラの存在を思い出した僕は、さっそく親に聞いてみました。すると「戸棚にあるよ」という返事が返ってきて、いとも簡単にそれは見つかったのです。見つけたカメラには「YASHICA AUTO FORCUS」と書いてありました。見た目はお世辞にも綺麗とは言えませんでしたが、弄ってみるとちゃんと動く。そのカメラらしい外見は今までコンパクトを使っていた僕には新鮮でした。なにより、巻き上げがレバー式で、その初めて体験する感触と音はすばらしいものだったのを覚えています。早速使ってみようと裏蓋を開けてみると、なんと蓋をロックするツメが折れているではないですか。ダメかと思ったんですが、うれしいことに父がツメを修理してくれて、無事使用できる状態になりました。
それからまた写真を撮るのが楽しくなりました。コンパクトの時と違い、レバーの音やシャッター音がハッキリと聞こえてきて、いかにも撮っているという感じが良かったんでしょうね。レンズは38mmの固定式だったが、それを不便だと思ったことはありませんでした。むしろズームがなくなったおかげで、どれくらいズームするとか余計なところに拘らなくなりました。そして、使い続けていつの間にやら2年生の終わりになっていました。
最初は喜んで使っていたのですが、使っていくうちに不便だと思うところも出てきます。「ピントが自分で合わせられない」「電池が切れると動かない」「レンズが交換できない」などなど・・・。そして、不満が増えるたびに徐々に興味が「ある物」へと移って行ったのです。その名を「機械式フルマニュアルカメラ」。
明日に続きます。