zorki-07212007-05-24

※いきなり「〜だ。〜である。」調になっているが、ただの気まぐれなのでお気になさらずに。
前回に引き続きカメラ紹介第2弾である。今回紹介するのは「Mizuho-Six」というカメラだ。このカメラは父の「そういえば家には蛇腹のカメラがあったから今度探してみたら?」という一言により、家の倉庫から発見された。発見したときは財宝を見つけた海賊のような気分で大変うれしかったものである。いまいち素性がわからなかったのでグーグル先生を頼ったのだがほとんど情報がない。とりあえず分かったのは50年ほどまえの製品らしいということと、昔はそれなりにいい値段だったということだけである。

カメラのスペックを書いていくと、120フィルムを使うカメラで、シャッタースピードはB(バルブ)と1秒〜200分の1秒、絞りは3.5〜22、撮影サイズが6×6と6×4.5に切り替えられる。ISO400のフィルムなんかを入れた日には、絞りきれずに真っ黒に感光させられてしまう。おそらくそんなものはなかった時代だったのだろう。

このカメラもレンジファインダーが付いているが、これはただの距離計で連動はしていない。撮影するには、フィルムを巻き上げる、スピードを決める、絞りを決める、シャッターをチャージする、距離をレンジファインダーで計る、出た数値にレンズの指標を合わせる、シャッターを押す、という手順になる。言葉で書くと面倒くさそうだが、実際やるとそうでもない。レンジファインダーで距離を測ってレンズの指標を合わせるという作業がなかなか楽しい。沢山撮りたくなるがフィルムが120なので、最高撮れても16枚である。せめて20枚は欲しいところだが、現像代が高い今のご時世はこれでいいのかもしれない。

なんだかダラダラと書いてしまったが、これにて今回は終了。このカメラで撮った写真もついでにフォトライフに載せておく。