なにか異様なだるさを感じている。これはまさか細菌の進入に対する防御反応によって発熱および倦怠感を催すといういわゆる風邪というやつなのだろうか。まあ、あんまり風邪だ風邪だと言っていると本当にひいてしまうかもしれないのでほどほどにしておく。
最近、イルフォードのXP2スーパーというフィルムが気になっている。なんと、カラーフィルムの処理の方法であるC-41でモノクロネガが得られるそうである。こういうのが出ると「じゃあ逆はできないのか」と思ってしまうのだがおそらく無理だろう。もし白黒と同じ薬品と工程でカラーネガが作れるなら今からタンクやら薬品やらを買い込むのだが・・・。
気になるといえば、気になるカメラが1台。キエフ4aというカメラである。これはソ連のとあるメーカー(アーナセルとかいったような)がカールツァイスという会社のコンタックスというカメラを模倣して作ったものだそうで、調べてみると本当に見た目がそっくりである(実は最近まで何のコピーだか知らなかった)。で、なんでこんなカメラが気になったのかというと、同じレンジファインダー機なのにZORKI−4と比べてずいぶんと作りが違うからである。たとえば、シャッターにしてみても布製の横走りシャッターと金属製の縦走りシャッター、丸いボディーと四角いボディー、スクリューマウントとバヨネットマウントというようにまるで正反対である。こんなに違いがあると、これらの本家であるライカカールツァイスは仲が悪かったのだろうかとすら思えてくる。まあ、商売敵なんだから仲がいいはずはないのだけれども。まあそんな感じで気になった。
そういえば、ZORKI−4の背面全体が外れる機構はコンタックスと同じだそうで、だとすると喩えは悪いがソ連のカメラメーカーは犬と猿をハイブリットしてしまったことになる。他にも、搭載されているインダスター50はカールツァイスのテッサーのコピーだそうな。これがもし生き物ならソ連の技術者はマッドサイエンティストである。

変な文章のお口直しに猫の写真。もう一匹の方は怪我をしてからあまり運動していないためか、顔が丸くなってきた気がする。まあ足が治れば痩せるだろう。それではさようなら。